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DTMやるならAndroidを買ってはいけない

   ↑  2010/09/16 (木)  カテゴリー: DAW・ツール
DTMやるならAndroidはダメ?

昨今のスマートフォンブームに乗っかって、DTM業界も続々と音楽アプリが出回り初めています。
しかしそれはiPhone / iPod touch または iPadのお話。

現在、携帯電話のシェア第2位を獲得するなど、大躍進中のAndroidではありますが、音楽制作方面になると、てんで弱いのが現状です。


モバイル・デバイスによる音楽制作は、ライブ志向のアーティストだけでなく、時間がないときにポチポチ曲作りをしたい人にも気になるところですね。

この記事はiPhoneかAndroidか迷っているDTMerという方にもオススメ。私の結論としては、Apple製品が嫌いだったり、どうしてもAndroidがいいという方は別ですが、 モバイルでDTMをやりたいなら、今は「iPhone / iPod touch / iPad を素直に買っておきましょう」という感じです。

AndroidでDTMに使えるかもしれない数少ないアプリ

iPhoneには存在する、数々のDAWアプリや、メーカー製のシンセサイザー。
それに対して、Androidではまともに「音楽制作アプリ」と言えるのは、下のようなものしかありません(2010年9月現在 追加情報あればご連絡お願いします)

http://jp.androlib.comにリンクしていますので、詳細はそちらで

  • ULOOPS MUSIC COMPOSER
    (シーケーンサー・DAWとして使えるアプリ。EQやリバーブ等のエフェクター、録音機能等も搭載。ただし出音がしょぼい)
  • Electrum Drum Machine
    (ドラムマシン・サンプラー。Padの数は8つで、操作感は良い。拡張パック等もあり、自分の素材も当然使えます。)
  • ReLoop Music Sequencer
    (Acidライクなオーディオ・シーケンサー。MIDIは取り扱えない。拡張パック等もあり、自分の素材も当然使えます。)

この中でもっとも注目株が「ULOOPS」。先日DTMマガジンのブログにて紹介がありましたので、知っている方も多いはず。こちらは公式にある画面のSSです

ULOOPS MUSIC COMPOSERのシーケンサー画面 ULOOPS MUSIC COMPOSER ループシーケンス可能

ULOOPSはフル機能のDAWと言っても良いくらい、高機能・多機能なAndroidアプリ。おそらく、今Androidの音楽アプリでは一番がんばっています。
シンセ・ドラム・オーディオトラック(録音)を搭載したDAWアプリ。やれることは多くスペック上だととても良いのだけど、出音は昔のMIDI臭がする音です。
また、打ち込み時にはいちいちレンダリングしないと音が聴けないのもマイナスポイント。また、起動の際いちいちログインが必要です。
ただし、これらの多くは後述のAndroid OSの仕様上の問題である可能性が高いです。

一方プラスポイントといえば、標準でコミュニティー的な機能を搭載しており、楽曲の投票システム、ランキングなどがあり、こちらは面白いですね。

ULOOPSに関しては、暇があれば詳細レポートを書きます。

Android OS1.5対応ならなんとか試しますので、DTM関連の情報があれば是非教えてください。

iPhoneに存在する、DTMキラーアプリの数々

一時期、KORGのiELECTRIBEなどが話題に上り、それ以外にも「使える」レベルのアプリがたくさん。
最近「大人の科学マガジン 特別編集版 iPad/iPhoneで楽しむ MUSIC LIFE」にて音楽制作に使えるiPhone / iPadアプリが集められていました。
実際の演奏で使っているアーティストやDJにインタビュー等も行ってるようなので、興味があれば見てみるのがいいと思います。

たとえば、作曲用途で使えるiOSアプリには、代表的に下のようなものがあります。

  • KORG iELECTRIBE for iPad
  • Nanostudio
  • INTUA Beatmaker
  • Xewton Music Studio
  • Xenon Groove Synthesizer

これらのアプリは、「キラーアプリ」と言っても差し支えないくらいの性能。
それぞれに弱点はありますが、値段以上に遊べるアプリケーションであることは間違いがありません。詳しくは、それぞれアプリ名などで調べてみてください。

私個人的なオススメは圧倒的にNanostudioです。とは言ってもiPhoneを持っていませんが、高機能なことはわかります。
トラック数は6トラックと少ないですが、本格的なシンセ、ドラムマシンを搭載。エフェクター各種やミックスも行える、まさにiPhone上のDAWと言えます。

Win、MacでiOSと同じ機能のソフトウェアがダウンロード出来ますので、興味のある方はぜひ試してください。

NanoStudio - music recording studio for iPhone and iPod Touch | BlipInteractive.co.uk

なぜAndroidで音楽アプリが出てこないのか?

AndroidマーケットとiTunesのアプリ数には、まだ数万の差があるとは言え、この差は何なのか。

2ちゃんねるDTM板をのぞいて見ましたところ、Xperiaで音楽制作というスレ内の識者が以下のようなことを述べていました。

12 :名無しサンプリング@48kHz:2010/04/12(月) 00:36:56 ID:QKd2Azpd
音を鳴らすのにMediaPlayerしか使えないから無理。
Androidにはサウンド関連をいじれる低レベルAPIなんて用意されてない。

XperiaでMediaPlayerを使う場合、体感で50ms以上の遅れがでる。
複数の音を同時に鳴らそうとすると、その遅れが格段に増える。
ソフトシンセで演奏どころか、テンポを一定に保つことすらロクにできない。
音楽制作なんて無理。

携帯で音楽制作をしたいなら素直にiPhoneでも買え。

15 :名無しサンプリング@48kHz:2010/04/14(水) 11:41:22 ID:4S4EhaMo
>>12
これじゃだめなん?
ttp://developer.android.com/reference/android/media/AudioTrack.html

22 :名無しサンプリング@48kHz:2010/04/29(木) 07:34:09 ID:J9IDKZWK
また馬鹿が来たよ。上のほうで他の人も書いてるが、
Androidの使用言語では、音楽系のソフト作るのに必要な低レイテンシーが確保できないんだって。
>>15のAudioTrackでも駄目
プログラマにだけ分かる符丁で言うと、JavaはGCあるからそれ発動したらふん詰まり現象で音が途切れざるを得ないし
携帯機なのにVMだから純粋にパフォーマンスも足りない(まあ後者はJNIでなんとかなるかもしれんが)

非リアルタイムなシーケンサー的なものはできるだと思うが、それだけじゃつまらんだろ。
一方、iPhoneのサウンドAPIはそれだけで本が1冊出ているくらい強力。
http://www.amazon.co.jp/dp/4797355158
かような開発環境それ自体の制約によって、当面楽器アプリは全部iPhoneとiPadに集中するだろうから見守ってなさい。

とにかく音楽方面への理解や経験の度合いは、GoogleよりAppleのほうが上だとしか言いようがない。
Mac OSというフルスペックのメディアOSや、GarageBandというDAWまで自社で作ってきたわけでね。
Googleなんてまず検索オタだろ? 何を期待してるんだよ。
優秀な人材は大勢いるだろうし、 音楽制作経験者も当然いるだろうが、まだまだこれからだよ。

転載元:DTM板 Xperiaで音楽制作
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/dtm/1270977991/

私はプログラマではないので、用語がよくわかりませんが>>22氏に関しては全くもってその通り。というかこの方の文章でこの記事の情報は9割がた必要なくなりますが、まとめるとこんな感じ

  • 音声処理APIが無い
  • 動作が重いので無理(JAVAによる開発)
  • (加えて)動作確認が取りづらい

音声処理API~未だに難しい音声処理

現在、提供されているAndroidのAPIには、音声を高速に処理できるものがありません。(2010年9月現在)
現状は、メディアプレイヤー等に使用するもののみが提供されています。音声ファイルを扱う「Mediaplayer」と、リアルタイム処理に適した「AudioTrack」の2種類が提供されています。

上のほうであげたULOOPS MUSIC COMPOSERでは、リアルタイムによるMIDI録音はほとんど捨てて、シーケンサー機能のみ。
しかも、打ち込みはいちいち音声レンダリングをかけていかなければなりません。
(リアルタイムな演奏が厳しいので、一度音声を演算して音声ファイルを再生させているのかと思います)

言語がJAVAで、VM上の動作(仮想マシン上での動作)

オープンで移植性の高いプログラミング言語として知られるJAVAですが、その実高速な処理は少し苦手。通常のアプリでは問題はありませんが、レイテンシーが重要になっているDTM、音楽制作では、これは致命的です。
JAVA自体はプログラムとは別途に仮想マシンを用意して実行する言語ですが、Androidでは独自のJava実行環境「Dalvik Virtual Machine」を用意し、高速化をしています。
しかし、あくまで仮想マシン上で動く言語ですので、その分動作は遅くなります。

また、>>22氏の言うGCというのは、ガベージコレクションと呼ぶメモリ管理手法。本来は便利な手法ですが、JAVAという言語はこれが自動で処理されるため、本来のプログラム動作を阻害する場合があります。DAWでよくある「プチプチ途切れる音」が発生しやすくなるということです。

音声による遅延の少ないプログラムを作るには、高速な処理が可能なC言語等でのプログラミングが必要。iOSでは、C言語の拡張であるObjective-Cが使用されています。

多種多様な端末は、動作確認がとりにくい

現在、めまぐるしいほどに多くの製品が発表されているAndroid端末。そのオープンさと、拡張のしやすさはほかのモバイルデバイス用OSとは一線を画しています。

ただし、それだけに動作確認がとりにくいのが事実。 レイテンシー、音声出力や入力など、DTMアプリはしっかりと動作確認をとらなければならないはずですが、それが難しい。

また、OSのバージョンによる違いやファームウェアなど、考えることが山積みです。今だとver 1.5 / 1.6 / 2.1 /2.2 の4つのバージョンが入り乱れている状況。それぞれに対応アプリは異なります。

対して、Apple勢はたったの数機種。iPhone 、iPod touch、iPad とOSのバージョンによる違いのみです。iPhoneには環境による「そもそも音が出ない!」といったアプリはほとんどあり得ず、その違いは大きいですね。

実機での動作がとりにくいと、音楽関連のアプリ開発は難しいことが予想されます

Androidは「今」買ってはいけない

私の結論ですが、少しでも音楽制作に興味をもって、モバイル・デバイスを作曲に利用しようと考えいているかたは、今はiPhone / iPod touch / iPadがベスト。

特に、iPadではオーディオインターフェイスを使用するウラワザ等もあるようです。将来的には正式にサポートする可能性もあるかもと勝手に期待。

しかし、オープンなプラットフォームであり、これだけの数が出てきているAndroidに力がないわけではありません。ULOOPSもELECTRUMもかなり魅力的なアプリケーションで、今後の進化も期待できます。もしかしたら、上のような問題をすべて解決した上で、高速なDAWアプリがでてくる可能性もあります。

タブレットPCも各社で発売になりますし、Android含む、スマートフォンOSの今後の動向が見物ですね。

2011/06/28、一部修正しました

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こんな小さな端末にどこまで期待を?

こんにちは、通りすがりです。
この画面面積、この性能で何を求めてるのでしょうか。。
iPad なら割り切れますが、充分ですよ、電話なんだし。笑
RD3 という、TB303 + TR みたいなアプリは楽しめました。
OS2.3 でやっとですかね、今後に期待しましょう。

ぴー |  2011/06/27 (月) 14:31 No.51


嘘書いちゃいけませんよ

>音声処理APIが無い
あります。AudioTrackクラスでバイト配列を音声ストリームに書き込めます。これ以上何が必要?

>動作が重いので無理(JAVAによる開発)
クソ重いJavaで書く必要はありません。
ヘビーなDSP処理はJNIでC/C++のネイティブコードを書けばいいのでは?

匿名さん |  2011/06/28 (火) 02:02 [ 編集 ] No.52


Re: こんな小さな端末にどこまで期待を?

ぴーさん

当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

私、Androidには大いに期待しています。画面の大きさについても、タブレットサイズのAndroidもありますし。

マーケットにしろ何しろ「オープンであること」は開発側にとってものすごい利点です。
処理も高速化していますし、モバイルデバイスは今後の発展が目覚しい分野だと思います。
打ち込みにもレコーディングでも本格的に使えて、ライブではキーボードに接続するだけでシンセサイザーになり、ネット経由でセッションしたりできる小型の端末……こういうのわくわくします。

今後はiOSでは実現できないような何かを期待しています。

combu |  2011/06/28 (火) 02:35 No.54


Re: 嘘書いちゃいけませんよ

匿名さん
当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
知識不足により、お恥ずかしい記事になっているかもしれません。

>音声処理APIが無い
失礼しました。「高速な」APIが無いという意味合いで記述いたしました。
私もAndroidを弄りたくて色々と調べたつもりだったのですが、スレッド内でのMediaplayer「のみ」という記述につられて書いてしまったようです。

昨年9月の時点では、2.1が出始めてまだまだ1.6の端末が多いのが実情でした。

MediaplayerもAudioTrackも、あまり高速とは言えない動作だったと記憶しています。
もし、昨年9月の時点で、快適に操作できたアプリが御座いましたらご紹介ください。

>クソ重いJavaで書く必要はありません。
おっしゃるとおりです。
当時のアプリも、少し規模が大きい物はJavaで書かれていたものでは無い、と思います。


は昨年9月の時点で私が言いたかったのは「音楽目的ならAndroidは時期尚早」という一点のみです。
2011年6月現在、数としては少数ながらAndroidにも本格的なアプリが増えてきて、私としても今後に期待しています。

combu |  2011/06/28 (火) 03:01 No.55


本題では無いのですが、uloops が日本語対応しましたよ。

EXABYTE |  2011/07/18 (月) 01:09 No.56


どうしてわざわざAndoroidで音楽制作しようと思うんですか?
その為の製品ではないんですよ。
勝手に自分の土俵に上げないでください。
不愉快です。

匿名さん |  2011/08/09 (火) 11:42 No.59


頑張って下さい

とても参考になりました。

↓の匿名はAndroid開発者なんですかね。えらそうに、
一瞬思いたったリフをちゃんとした形で残したいのは、僕も同感です。

僕自身もアンドロイド買ってしまってとても後悔しています‥
今はただアンドロイドの進化を待ち続けるしかないみたいですね(;_;)

abc |  2012/01/23 (月) 04:12 No.63


当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
Androidは最近大分進化していて、それなりに使えるアプリも増え始めています。

CAUSTIC 2 なんかはかなり本格的な出来です。
https://market.android.com/details?id=com.singlecellsoftware.caustic

エフェクトも使えますし、最近機能が大幅に強化されました。

レイテンシーの問題ですが、ソフト側では50msだそうなのですが体感ではもう少しありそうです。
リアルタイムの演奏に使うのはかなり厳しいのですが、普通に打ち込みを楽しむ分には、なかなかの使用感ですのでおすすめですよ

combu |  2012/01/24 (火) 18:46 No.64


あれ?と思ったら古い記事だったんだ

2.3以降なら組込用にKhronosで仕様定義されているOpenSL ESというAPIが採用されました。
今後新規に出るアプリでは問題無いのではないかと思います。
(従来のAPIをJNIで叩くのはあまり効果ないと思います)

too |  2012/02/03 (金) 15:28 No.65


Re: あれ?と思ったら古い記事だったんだ

コメントありがとうございます。

古い情報だというのは把握しているのですが、なにぶん私が不勉強なもので新しい記事がまだ書けないのです。
アクセスが多い記事なので、ご覧になっている方には申し訳ないのですが。。。

>2.3以降なら組込用にKhronosで仕様定義されているOpenSL ESというAPIが採用されました。
情報ありがとうございます。アプリの現状とともに調べてみます。

combu |  2012/02/06 (月) 13:53 No.66


状況変わらず

Androidの不利な状況は全く変わっていないみたいですね。
開発会社の苦悩の記事が出てました。

http://m.av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/20120514_532607.html

通りすがり |  2012/07/21 (土) 21:58 [ 編集 ] No.68

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